2022.07.23 |
2011.07.23 会津川口−本名 NikonD700 AFNikkor85oF1.4D ISO200
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只見線の全線復旧が話題になっている。2011年7月に豪雨災害で会津川口−只見間が不通となり存続も危ぶまれていたが、沿線自治体の強い要望を受けて県が施設を維持管理、
JR東日本が列車の運行を行う上下分離方式での運営が決まった。記念すべき運転再開は10月1日。
これまで赤字ローカル線が災害に遭うとそれを口実にバス転換…という岩泉線のような例を見せつけられてきただけに、今回の復旧は本当に喜ばしいことだと思う。
さて、今回の1枚はくしくもその災害の僅か数日前に運転された「只見線全線開通40周年号」。 DE+旧客という我々世代が10年差くらいで届かなかった憧れの情景が、平成の世に甦る!というわけで、予報はあまり芳しくなかったが早朝から第一鉄橋の俯瞰に展開した。 現地はいつもの面々が約束などしなくても大集合。まさかの青空が広がる中、皆でバケペンの快音を響かせた。 陽は高くなる一方だが、即撤収で一応追撃態勢に入る。仲間の中には三橋で追い付いて八橋の俯瞰まで行った猛者もいたが、我がジムニーでそこまでコーナーを攻めるのは無理。 程よく列車を追い抜いた五橋で2発目を待ち受け、サイド潰れ気味の光線でもデジなら何とかなるとD700で撮影した。 会津川口で分断されてから11年。その間に若松口では初夏のSLの運転は恒例行事として定期的に行われ、3年前には引退寸前の新津のタラコ47の臨時もやってきた。 しかし、すでに定期列車にキハ40の姿はなく、果たして新型ハイブリッド気動車だけを撮りに奥只見を再訪するかと言われると正直微妙な気持ちにもなる。 ぜひこの時のようなDEを使った沿線盛り上げのためのイベント列車に期待したい。 |
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