2022.05.30 |
2020.05.30 根府川−真鶴
NikonD850 AFNikkor180oF2.8ED ISO200 |
今から2年前のまだまだコロナ禍が始まったばかりの頃、突発の“やってる感”アピール政策で超法規的に全国的休校
措置が出された。当然本校も生徒は登校ストップ、新入学年に配属された私は、4月から入ってくるはずの我がクラス
の生徒の顔も見ることができないままにひたすら授業動画コンテンツを作り続けていた。敢えてありがたかったことと言
えば時流に乗ってリモートワークが認められたことと出勤の場合は勤務開始時刻がラッシュを避けて10時からとされた
こと。業務の性格上個人情報を扱うことも多いため、世間のビジネスマン諸氏のごとく自宅でPC作業と洒落込むことは
できなかったが、後者の特例は日が長くなってくるとなかなか有効に?使うことができた(笑)。
「踊り子」も先が見えてきたとのことで、夏場の狙いは小田原以南の「湘南ライナー」送り込み回送。5月半ばには晴れ予 報に釣られて米神カーブに出撃し、カモメの水兵さんマークを掲げた185系を仕留めることができた。次に気になるのが 根府川−真鶴のSカーブ。ここは長編成が似合うので、ターゲットは同じくらいの時間帯に登って来るPF牽引の貨物で ある。明後日から生徒登校が始まるというギリギリのタイミングで、天気図に誘われるようにスクランブル発進を試みた。 早朝の現地に先客は1名のみ。D850に180oでのんびり構図をセットする。遠方の海上はやや靄っているが、直下のS 字はバリバリ順光、順当に運用が回っていれば原色のEF65が眼下に輝くはずである。6時過ぎ、奥のカーブにクリーム と青の見慣れたカマが姿を現した。続くコンテナはほぼ満載。長編成の列車は線路のS字をトレースするように見事な 弧を描く。架線柱の合間を狙ってシャッターを切り、山上まで響くジョイント音に勝利の余韻を噛みしめる。さぁ今日も仕 事を頑張ろう!意気揚々と帰路のハンドルを握ったのだった。 |
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