2022.02.28 |
2021.02.28 根府川駅 NikonD5 AF-SNikkor50oF1.8G ISO200
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職業柄なのか、毎年2月25・26日の国立大学の受験が終わると途端に景色が春めいて見えるようになる。
それは長い戦いの終焉という精神的な面も大きいのだろうが、よく目を凝らすと日の入りの時刻、太陽の角度、空の色など、知らないうちに季節の指標は変化している。
今年も目の前の闘いに夢中になっている間に、春の足音が確実に近付いてきていた。
昨年は、キャリアの中では数少ない受験学年から外れた1年だった。 お蔭様で晩冬から早春にかけての季節の移ろいを最後の力走を見せる185系「踊り子」とともに追い掛けることができた。 2月の半ばに初めて河津で本場の河津桜と絡めたカットを押さえ、次の休みも同じ場所に出撃。立ち位置・レンズ、そして光線を変えながら濃いピンクの花を堪能した。 その翌週は根府川の鉄橋俯瞰へ。立ち位置の近くに咲く梅の花をあしらって「踊り子117号」を仕留めた。 本命の後、そういえばおかめ桜が見頃なんだっけ…と根府川の駅に立ち寄る。上手くやれば、咲き誇る花と相模灘を絡めて上りの「踊り子」が撮れそうだった。 狙いは15時台の12号。影の位置が難しいが、高速連写で数撃ちゃ当たる! と信じD5をセットする。間もなく、特急通過の放送と共に列車が登場。 ファインダーに斜めストライプの風が吹く。鮮やかな白と緑のコントラストも悪くないが、今回は長大編成の証である連結面部分のブラしを上げてみようと思う。 |
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