2022.01.10 |
2006.01.10 羽前沼沢−手ノ子 NikonF4s AFNikkor80-200oF2.8 RVP100
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秋頃から、3ヶ月予報ではしきりに「今冬はラニーニャ現象の影響で雪が多く…」などと言っていた。とはいえ長期予報に翻弄され慣れている我々は「またまたぁ(笑)」
と本気で相手にしていなかったが、そこへきて先日の首都圏一円の大雪である。もしかしたら、来月当たりもう1回くらいドカ雪がやってきて、今回仕事で撮れなかった
関東の銀世界を撮影できるのではないかと、不謹慎ながら密かに期待している。
さて、今年と同じくラニーニャで厳冬の予報が出て、見事その通りになったのが2005〜06シーズンであった。 12月には早くも信越山線でDD53の特雪が出て、年明けには 米坂でスジが立った。聞くところでは線路がすっかり雪に埋もれ、いつもより手前から大々的に作業をやるのではないかとのこと。☆氏の車にお世話になり、4人で出撃 体制を整えた。当日は越後片貝から追っ掛けをスタート。降雪止まない中での作業のため俯瞰は捨てて接近戦に徹する。羽前松岡駅、羽前松岡−伊佐領と雪壁に登っては 三脚を刺しF4に80-200oで出たとこ勝負の撮影を続けるうち、早くも冬の短い日は暮れて、辺りが薄暗くなってきた。 そろそろ露出も限界か、ブルーモーメントになった間瀬橋に三脚を立てる。1/250sec f2.8で腹を括ってDD14を待つ。間もなくバリバリバリ…というキャタピラのよう な独特の音が聞こえてきた。投雪角がやや低いのが物足りないが、全身に雪を噛んだ車体に光る3灯のライトが力強い。デジが標準の現在と違い、感度を上げるとか事前 に適露出を探るといった芸当はできない。「写っていてくれ!」祈るような気持ちでシャッターを切った。 |
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