Memorial GALLERY


 2021.10.12

2014.10.12 白沢−陣場 NikonD800 smcPENTAX90oF2.8 ISO200

今思うと奇跡のようだが、秋田の583系が引退する直前まで、秋田や青森から同車を使ったTDL臨が月1ペースくらいで運転されていた。 スジ的には、これも懐かしい「日本海3号」の30分続行くらいのスジで、南はコサカミやメガフクあたりから撮影可能。羽越線の美味しい 所を実に絶妙な時間に走っていた。一方で、年に2〜3回、青森まで3時間ほど早いスジで帰って来ることもあった。そうすると今度は奥 羽北部の「あけぼの」アングルがピタリ。私は撮れなかったが、シラジンのお立ち台でブルトレと共に一網打尽にした諸兄も多いことだろう。

この日は、その早スジの運転日。秋口らしく、碇ケ関のオーバークロスで赤く色づくリンゴ畑の中を行く名優を仕留めようと北に向かった。 しかし、秋のよく晴れた早朝と言えば霧が出る。案の定盆地を覆う濃霧は矢立峠の麓に滞留し、画面は真っ白、露出は真っ暗で敗北確定。ダメ もとで三脚を立てるも状況は好転せず、挙句、青き孤高の女王様は、お上品なお姿に似合わず、お下品にタイフォン全開で走り去って行っ たのだった。他に鉄ちゃんの姿はなし。この悔しさを一人で背負うのは非常に辛かった…。

こうなったら返しでリベンジ!峠の秋田県側に抜けると見事なまでの青空が広がった。これなら素直にシラジンで撮るべきだったかと後悔 するが、今更反省するくらいなら逆アンで勝負である。上下線が合流する辺りで機材をセット。おにぎり山をバックに緩やかなカーブをペン タ165oとデジ90oで2丁切り。構図を合わせると間もなく、カーブの奥から今日の主役が姿を現した。やれやれリベンジ完了。だが、何を 思ったかこの後夕方のパイチ貨物まで粘ってしまったため、帰りが修羅場になったのは言うまでもない。



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