Memorial GALLERY


 2021.04.06

2011.04.06 津川−鹿瀬 NikonD700 AF-SNikkor300oF2.8ED ISO200

3月末から始まった磐西迂回の燃料輸送は一般メディアにも取り上げられて大いに注目を集めた。鉄的には、定期運用から離脱したばかりの全国のDD が被災地の困難を救うべく東新潟に結集し、阿賀野路の険しい峠道をものともせず日日黙々と荷を運び続ける姿に、多くの諸先輩が心打たれたに違いな い。 かく言う私も例外ではなく、予備校講師兼高校非常勤というこの時期に割と時間が自由になる立場だったこともあり、幾度か春まだ浅い磐越西線に 老兵の最後の雄姿を追った。

この日は、快晴予報を聞きつけたDLキングのエヌ脇氏と当時の愛車ジムニー号で出撃。ヌケの良い青空を見て荻野の温泉場俯瞰で往路を狙い撃ち。そ の後成り行きで電化区間に歩を進め、復路は狐塚の磐梯バックを押さえてから本命の慶徳峠下り込みのS字をバッチリと極めた。だが、これで終わりでは ない。普Dとの交換を考えれば、スジ的にもう1〜2発は行けるはず。被災状況からすると、どの道帰りは新潟口からである。行けるところまで行こう!

49号線をひた走り、列車は確実に追い抜いた。さて、次はどこで仕留めよう?ラストを馬下のギラリで〆るとして、その前に立ち寄れそうなところは… 思案していたエヌ脇氏が「ダチョウ牧場!」と号令を下した。案内されるがままに線路沿いの細い道を進むと杉林の中のカーブに出た。折しも17時の斜光 線が林の中にピンポイントで射し込んでいる。列車の時刻まであと僅か!バタバタと機材を出してセットする。あれこれ調整している時間はなかったので、 当時としては珍しくデジを据えた。息つく間もなくDLサウンドが耳に届く。サンニッパに動体予測を効かせて、鋭い西日に照らされたデーデー重連をフ ァインダーに捉えた。



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