2021.01.07 |
2001.01.07 上野駅 NikonF4s AFNikkor50oF1.4 KR
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ついに20世紀に入ってから20年が経ってしまった。浦沢直樹ではないが、『21世紀少年』が少年を卒業して成人になってしまうのである。
中学生の頃、英検の受験票の生年月日の欄にM・T・S・Hと元号にマークする箇所があり、「平成生まれが英検なんて受けるわけねーだろ!」と思ったのもはるか昔の話、
平成生まれですらもう三十路に突入した令和の世である。
『20世紀少年』だった昭和生まれはすっかりオジサンになり、デジのモニター画像が眼鏡を外さないと見えなくなっている今日この頃である。
さて、今回はそんな20年前、新世紀になりたてだった2001年の写真から。 いよいよ就活か…と気が重くなりながらも、帰省している間くらいは鉄をしようと、年始から旧型車の引退が迫る東急世田谷線や雪を被った「北斗星」が上って来るヒガハスを訪れていたが、 この日はロクイチがばん物客車を牽くという「EL・SLみなかみ物語号」に出撃。 せっかくのロクイチの前にC58が付く高崎以北には興味がなく、往路をオカポンで撮ってから18きっぷで水上に直行。 C58が転車台に引き上げた後、ぶどう色のゴハチとクリーム・茶色の客車という正調編成バリの組み合わせを雪景色の中で記録した。 復路は高崎以南は日没後。デジカメなどない当時は走りが撮れるわけもなく、バルブで勝負するならどこが一番可能性が高いかと考えて終点上野駅に先回りした。 着番線を確認すると反対ホームから綺麗に編成が抜けそうだし、回送まで停車時間も長いはずだ。だが、そんなことよりも、そもそも上野駅にロクイチが入るなんていつ以来だろう? まさか88年のオリ急以来ということはないだろうが、レアなのは間違いない。 ぼちぼち鉄が集まってくる中で最前列ローアングルに陣取る。 間もなく入線してきたロクイチは50oの画角でジャストのところに停車してくれた。 今見返すとカマのヨコのぽっちゃり鉄がいささか目につくが、もはや20年も前に過ぎ去ったこと、こればかりは仕方がないか! |
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