Memorial GALLERY


    2020.12.07

2014.12.07 袋田−上小川
 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP(+1)

6年前の12月初旬、水郡線でC61 20「SL奥久慈清流ライン号」が運転された。大型ハドソン機の復活後初の非電化路線入線ということで、普段積極的には 蒸機ネタに手を出さない私も早くからリサーチを進めていた。だが、スジと光線を考えると、実はSLは非常に撮りづらい。それよりも我々世代としては、水 戸までの送り込みを兼ねた往路の「DL奥久慈清流ライン号」の方が美味しそうに見えてきた。試運転が始まると、さる掲示板で久慈川沿いを空撮のように直 下に見下ろす俯瞰が挙がった。ここだ!土曜の運転初日、未明に家を出て、アタリを付けた袋田−上小川に出撃した。

しかし、現地で足場となるであろう崖上を見上げても、アプローチ方法はさっぱりわからない。初日は泣く泣くアウトカーブの鉄橋見上げでお茶を濁し、撮影 後に付近を探索してみることにした。と、それらしき場所からハイキングコースが延びている。 時間もあることだし、ものは試しでアタックしてみるか。獣道 はやがて岩場に変わり、途中ロープで登る難所を越えて歩くこと小1時間、木々の切れ間から眼下を覗くと、眼下に川沿いを行く水郡線が見下ろせた。うーむ、 今さら立ち位置がわかっても後の祭り。今夜は職場の忘年会、だからこそ今日一発の勝負と踏んでいたというのに…。

翌朝未明に目を覚ました。前夜は酒は控えめにしたこともあり、アルコールは抜けている。よし、行ける!シャワーを浴びて心身ともに覚醒させ、常磐道を北 上した。日の出とともにハイキングコースにアタック!機材を背負っての岩登りは苦しかったが、必死の行軍で立ち位置に辿り着いた。 初冬の低い朝日は川縁 の細い鉄路を絶妙なライティングで照らしている。ペンタとデジの2台を据えると間もなく、遠方から青い客車を従えたDEがゆっくりと姿を現した。



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