Memorial GALLERY
2020.11.23
2014.11.23 四方津−梁川
NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100
11月23日は勤労感謝の日。日頃の激務をお天道様も癒して下さるらしく、割合晴れに恵まれる日が多かった。6年前は、山スカと紅葉の組み合わせは今季が ラストチャンスと聞き、休みの度に中央東線に出撃していた。この日も2週間前から週末毎に訪れていた四方津の鉄橋がようやく見頃になると踏んで、早朝 に出発。現地は数グループの鉄ちゃんで賑わっていたが、いつもの仲間ともバッタリ遭遇し、数本の115系を押さえた。
朝のスカ色ラッシュの時間帯が終わり他のグループが撤収した頃合いを見計らって、我々は林道をさらに奥へと進むことにした。落ち葉を踏み分け歩くこと 30分ほどで、木々の隙間から上り線のコンクリ橋がスポットで抜ける立ち位置に到着。先客が1名おられたが、長玉アングルなので多少のことなら調整はつく。 縦横どちらも捨てがたいが、まずは手前の紅葉をガッツリ入れて、サンニッパのタテ位置で構図を決めた。
ところでこのアングル、普通に見ると“ニセ碓氷橋”と呼ぶ向きもあるようにただのコンクリアーチ橋なのだが、実は上下段違いの上り線だけが見えている。 つまり、列車は画面上を左から右に走っていくため、基本後追いでの撮影になるのである。しかも列車のスピードは結構速い。勝負は一瞬、集中力と反射神 経が試される。スカ色が鉄橋上に躍り出た!1両、2両、3両…と数えながら、6両目が抜けた瞬間に合わせ、グッとレリーズを押し込んだ。
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