Memorial GALLERY


 2020.11.08

2009.11.08 羽前沼沢−伊佐領 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1)

10月の北海道に引き続き、11月に入ると本州でも本格的に紅葉シーズンが幕を開ける。標高の高い所、緯度の高い所から少しずつ山々が錦に染まってゆく。 序盤戦はまず東北地方。盛岡地区のキハが引退してからは、もっぱら米坂・只見辺りを注視するようになっていた。折しもこの日は「おもいでの急行べにば な号」の運転日。前日挙式したばかりの☆氏の車に便乗させていただき、早朝から東北道を北上した。

薄々ヤバい予感はしていたが、実際にハイライトの明沢の俯瞰に上がると、そこには想像を絶する凄まじい光景が広がっていた。木々の間の狭い斜面におび ただしい数の三脚が並ぶ雛壇が出現。崖の突端の落ちんばかりのところにローアンで構える最前列から、 尾根筋の不整地に脚立でハスキー全開という曲芸状 態の最後列まで、置賜の名もなき山中が芸能人釈放直前の東京拘置所前のようになっていた。前夜の酔いを醒ましてから出発したため、最後列に入らざるを 得なかった我々も、辛うじて脚立に乗って2台のカメラをセットしたのだった。

前の日の土曜は問答無用のド快晴だったという。今日も予報は悪くないことを言ってはいるが、さすがに晴れの2日目は高気圧のパワーも弱い。通過時刻が 近づくにつれて薄雲が漂い始め、時おり光線がデフューズされる。頼む、せめて光が強くなったタイミングで来てくれ!祈るような一同の思いが天に通じた か、ベストではなかったものの、それなりにコントラストが付く条件で急行色が錦のWカーブに姿を現した。とはいえベル100で撮ったマミヤのカットに比 べてベル50の67カットはトーンが沈んでしまっていた。今回デジタイズの一環で救済できたので、ここで無事日の目を見た次第である。



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