Memorial GALLERY


 2019.05.14

2017.05.14 讃岐財田−黒川 NikonD5 AFDCNikkor135oF2 ISO200

職務多忙につき5月14日に間に合わず、1日遅れとなったMemorial GALLERYだが、よろしくお付き合い願いたい。さて、改元にネタ列車に好天が重なって慌ただしかった ゴールデンウィークも明けて1週間あまり。世間様のように10連休を頂けるような幸せな境遇にはなかった我が身だが、日頃の行いのお蔭か仕事のタイミングで天気が崩 れ、鉄ちゃんに出掛ける時には青空に恵まれてそれなりに成果を上げることができた。そんな中、一つ気になりながら行けなかったのが山陰エリアの「サロンカー令和」。 まぁ、スジを見る限りあまり食指の動くようなアングルはなく、16年前に極めた逆転バリ晴れの小田−田儀海バック日章旗クロスの御召を超える1枚は撮れないだろうと その日は職場で仕事に勤しんだのだが、ここは一つ“なにわ”つながりで2年前の四国巡業の写真を出してみようと思う。

四国に大サロは国鉄時代以来ではないか? そんな噂が飛び交う中、土曜の仕事を終えて羽田から最終便で高知に入る。現地でコサカミ号に拾っていただき、翌日は名所 大歩危−小歩危の鉄橋でメインカットを仕留めた。ただ、スジを見ると阿波池田の停車を使えば讃岐財田のカーブでもう1発いけそうな雰囲気。四国に来たからには四国 らしい場所で…と単なる編成撮り的なポイントは外していたのだが、撮れるとあらば欲張りたいのが鉄の情というやつである。猪鼻峠を越えて、かつて快速「サンポート」 のキハ58・65を撮りに行った場所を目指した。

北に向かって進む2日目のアングルでは数少ない面に陽が回りそうなこのカーブ。案の定、インカーブ・アウトカーブ共に四国らしからぬとんでもない大パニックになっ ていた。広角見上げで頭でっかちに写るのは好みでないため、イン側はパス。アウト側に脚立を立て、ハイアングルでセットする。ネット上にはカマをずいぶん引っ張っ た写真が氾濫しているが、こういう構図の場合、 重連がわかるようにカーブの頂点ちょっと奥でシャッターを切るのがミソである。とはいえ草むらから編成後部が抜ける かも微妙なところ。時間もない。すぐに踏切が鳴った。ええい、動体予測に全てを託して連写で勝負!とりあえず追っ掛けの直前滑り込みにしては無難なカットを頂戴す ることができた。



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