Memorial GALLERY


 2018.10.20

2001.10.20 雨晴−越中国分 MamiyaM645SUPER SEKOR210oF4N RVP(+1)

17年前の今日は、関西‐D.W先輩にどっか行こうやと誘われて富山界隈に出撃していた。今でこそ日本はおろか、海外の地でも撮って、飲んで、食ってと苦楽を共に させて頂いているが、当時は写真展で知り合ったばかり。雑誌のグラフをバシバシ飾る大先輩に恐縮しながら、深夜の北陸道を北上した。 狙いは氷見線の雨晴海岸を 行くキハと、立山連峰をバックに八尾の鉄橋を渡るDE10重連の神岡貨物。 天気予報は自身満々にバリ晴れを断言、それもそのはず、天気図には列島真上に堂々たる 「高」の一文字が鎮座していた。

翌朝、雨晴付近からは、富山湾を挟んで逆光に輝く神々しいまでの立山の稜線を拝むことができた。早速定番撮影地にスタンバイ。やって来る列車はワインレッドの高 岡色か転属してきた姫路色のみ。急行色もタラコもいないが、代わりに全列車が原形を留める国鉄型車両だった。 光線も落ち着いてきた8時台、カーブを切ってお立ち 台に現れたのは、キハ28と虎の子の両運転台車キハ53-1000。ご当地カラーながら、希少な車両を押さえることができた。

近年の西日本単色化計画でタラコが活躍するようになったとのことで、この秋久しぶりに氷見線を再訪してみた。 雨晴付近の国道沿いは立派な道の駅もできて、観光地 として大賑わい。このお立ち台も、背後に展望台ができ、今ではもっと高い位置から俯瞰気味に撮れるようになった。改造に改造を重ねてすっかりサイボーグのように なった西のヨンマルだが、こうして風光明媚な景色の中でタラコを堪能できると思えば、もう一度ローカル線探訪を楽しんでみるのも悪くない。



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