Memorial GALLERY


 2018.08.23

2015.08.23 三見−玉江 NikonD800 AFNikkor50oF1.4 ISO200

7月の集中豪雨による山陽本線長期不通を受け、伯備〜山陰〜山口線廻りの迂回貨物計画が実現することになった。今月初旬からはJR西日本のDD51が新山口−浜田間 で訓練運転を始めている。本運転まであと少し。2013年の岡見貨物廃止以来、久しぶりにこのエリアにDDの勇姿が帰ってくるわけだ。また、2011年の東日本大震災のと きの磐西の燃料輸送のように、頼れるベテランが危機を救ってくれることに期待したい。

さて、一番直近で山陰エリアにDDを追ったのは…。思い返すと3年前の今日は「特別なトワイライト・エクスプレス」を撮りに遠征していた。大阪集合で関西-D.W& さささ両先輩と合流し、未明に宇田郷のコンクリ橋着。狭い隙間に何とか立ち位置を確保して1発目を極めた。続いては三見−玉江の海バック。かつてキハ181「いそかぜ」 やキハ23を見送った丘は15年の歳月を経てかなり自然に返っていた。朧げな記憶を頼りに、伸び放題の枝を辛うじて交わせる場所に三脚を立てる。海側にあまりカメラを振 れないのが残念だが、この状況ではこれが限界。間もなく、炎天下の海沿いに朱いデーデーにエスコートされた千両役者が姿を現した。

2016年3月まで運行された「特トワ」。末期にはこの丘も鉄ちゃん工兵隊により視界を遮る木々が大伐採され、以前の眺望が戻ったのだとか。あらためて良き写真への諸兄 の情熱に感服する次第である。今度の迂回貨物はこの区間こそ通らないが、渚の鉄路には多くの名撮影地が控えている。凸型機の姿が蘇る奇跡の1カ月間に、多くの名作が 生み出されることを期待している。



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