Memorial GALLERY


 2018.08.05

2001.08.05 米原−醒ヶ井 MamiyaM645SUPER SEKOR A150oF2.8 RVP(+1)

最近貨物機の原色復帰が話題になっている。何でも、機関更新が全部終わって今さら塗色で識別しなくてもよくなったからだとか。線路際でカメラを構える我々としては ありがたいことではあるのだが、そもそも〇〇号機は機関更新済なんていう情報は現場で共有していて当たり前で、わざわざ色まで塗り替えてクドいくらいにに強調して おく意味は如何ほどあったのだろうか。更新色ばかりになって被写体の体をなさないまま消えていった幾多のカマの無念さを感じないでもない。

さて、そんな近年脚光を浴びている機関車の一つ、EF65のPF型が今回のお題。この日は●ヤ情誌によると、東京から遠路はるばる14系座席車が下って来ることになって いた。事前に入手した情報では、カマはレインボーカラーの1118号機とのこと。twitterなどという便利なものもない時代、どこまで本当かはわからないが、赤い機関車が 先頭ならさして珍しくもないPF&14系でもそれなりに話のネタにはなるだろう。午前中智頭急で「はくと」を撮った後、夜のバイト前の一仕業として新快速で米原に向か った。

東海道西部のハイライトは間違いなく関ケ原越えの区間だが、午後の下りはなかなか場所の選定が難しい。無難なところで米原駅の東側、電留線脇の上下線が分かれている 所に腰を落ち着けた。門型ポールとはいえスパンが広くパンタは余裕で抜ける。手前の田んぼも美しく、風景的にも合格点。だが、他には大学の後輩OK9氏とあと数名の み。実に平和である。15時過ぎ、無難に本命を撮影。現在だったら殺気が漂うような被写体も、20年近く前は至極当たり前の存在だったのであった。



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