Memorial GALLERY


 2018.05.12

2007.05.12 加津佐−白浜海水浴場前 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP(+1)

例年ゴールデンウィークから6月初旬の梅雨入りまでの間は、日が長く、天気も安定し、緑の美しい撮影日和が続く。11年前の今頃は、そんな美味しい季節 を狙って島原鉄道でキハの貸し切り運転を行った。中心メンバーは、色々とお世話になっている☆氏の軍団。 「雲仙島原激Xツアーズ」と銘打った我々は、 島鉄営業部の方々と車両・スジ、それにサプライズを入念に打ち合わせて当日を迎えた。

前日入りしていた☆氏たちの後を追うように当日朝に空路で長崎入り。空港ではターンテーブルから次から次にハスキーが出てくる。それもそのはず、今ツア ーに参加する全国各地の熱い猛者たちが揃ってこの便で到着したのであった。貸し切り列車はこの日の午後から。メインアングルとして想定していたのは、 終点加津佐の駅裏に立つ女島山の展望台からの俯瞰である。同行のケンケン氏とレンタカーで現地を目指した。

案内に従って崩れかかった登山道を進む。眼下に天草灘を望みながら急坂を登ること10分弱、頂上の展望台にはすでにいつもの面々と、今回全国からご参加下 さった鉄ちゃん諸兄が三脚を並べていた。我々も後列からハイアングルで雛壇を組む。ペンタ165oで手前に波打ち際の砂浜を配すと、バックには口之津の岬 を回り込んだ先の島原湾がチラリ。好天にも恵まれ、実に絶景なり。間もなく眼下に我らが島鉄キハ20、ツートン・タラコの2連がゆっくりと登場、やがてこ こぞというポイントでピタリと停まった。これが今回リクエストしていたサプライズ!敏腕運転士氏は、希望の場所に寸分違わず列車を据え付けてくれた。時 間にして数十秒、この間シャッターが間断なく響く。軽くタイフォンを鳴らして列車が去った後展望台は我々の歓喜の声に包まれた。



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