Memorial GALLERY


     2017.07.17

2011.07.17 王子保−南条
 NikonF5 AF-INikkor500oF4ED RVP50(+1)

この年は、海の日連休の週末に北陸に遠征。LIBERTY氏と組んでローピンパイチの「日本海」を追った。初日は王子保−南条で横がちに撮って、すぐさま南条のスマートIC から高速に乗り、新疋田に先回り。 市橋の跨線橋でスタンダードなタテ位置カットを押さえた。その後は一休み…かと思いきや、「北越8号」に上沼垂の国鉄色が入っている ということで青海川まで大移動。さすがに終夜運転明けの我々だけでは無理なため、王子保で合流した関西−D.W先輩に便乗させていただいて北陸道を往復したのであった。

遠征2日目、今日も王子保−南条で「日本海」を迎え撃つ。前日のカットの切り位置に自信がなく、最悪パンタが串刺しになっている可能性もなきにしもあらず。今ツアーの うちに念のため再履修をしておくことにしたのだった。とはいえ、先行の貨物まで同様に撮るのでは勿体ない。線路際に寄って500oタテ顔面構図で富山パイチを待ち受ける。 緩やかな首カックンの線形ゆえ、上手い所に立てば手前にポールをかけることなく、きれいに編成が抜けるはずである。 間もなく、北陸本線らしい一直線に続く線路の向こう から2灯のライトが近づいてきた。 先頭に立つは、更新機とはいえ白帯1本、ほぼ原色の装いを保った28号機。 二面折妻のパイチの顔を絶妙に浮き立たせる斜め横からの斜光 線を受けて、高速コンテナ列車は轟音とともにファインダーの中を走り去って行った。

EF81の貨物なんて全国どこにでもありふれていると思っていた。雑誌でジョイフルトレインの運転予定をチェックしても、「PFとパイチは不要!」と見向きもしていなかっ た。 しかし、ブルトレ・ジョイトレが消え、EF510が各地に台頭した現在、冷静に考えるとEF81が定期運用を持っているのは九州エリアのみ。いよいよ国鉄王国は崩壊局面 に入ったようだ。



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