Memorial GALLERY
2016.07.13
2011.07.13 平山−上総松丘
NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100
例年、梅雨末期のぐずつく空模様に加え、試験・採点・夏期講習…と職務多忙で、過去のアルバムを見てもいい写真の少ない7月。仕方がないので、今回は表紙連動企画と して、久留里線の夕方運用の先頭に立つキハ30でいこうと思う。
この数日前、鮮烈な青空に誘われるように、衝動的にいすみに車を走らせた。兼ねてから押さえておきたかったアングルを数カ所巡り、最後は久留里線に転戦。 キハ30をメ インに、後ろの白いキハが目立たぬよう正面がちに狙えるオーバークロスに三脚を立てた。時間があまりない中で、プロ4とハスキーを手早く広げ、ペンタ400にニコンのサ ンニッパの2丁切り。だが、もういつ来てもおかしくない…という段になって、バックの林の後にニョキッと顔を出したENEOSの看板が気になり始めた。あぁ〜何でもうあと 1メートル左に構えなかったかなぁ!悔しがっても悪いのは自分。こうなったらイチかバチかの勝負に出るしかない。三脚2本をエイヤッと移動。当然構図は最初から練り 直しである。で、プロ4の載った雲台のパン棒を緩めたところで、クリームと赤のツートンが登場しゲームセット。何とも苦い敗戦となった。
悔しさを晴らすのは少しでも早い方がいい。この日、早めに期末試験の成績処理を終えた私は、午後から半休を取って再戦の地に向かった。今日こそはじっくり考えて立ち 位置を決めようと、1時間半前から吟味に吟味を重ねる。 看板を隠し、後ろのキハを目立たせず、かつ真正面だと面白くないため気持ちナナメという難しいさじ加減。自分 なりにベストと思われる場所に、前回同様2本の三脚を立てた。表紙にアップしたペンタ400ヨコと同時に切った、サンニッパのタテアングルがこの1枚である。
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