Memorial GALLERY
2016.05.15
2011.05.15 川桁−猪苗代
NikonF5 AF-INikkor500oF4ED RVP100
今年も5月の連休は磐西が熱かった。新緑眩い会津路を国鉄特急色の485系が駆ける…それだけで我々の胸は高鳴り遠く少年時代の特急「あいづ」の勇姿が脳裏に蘇る。 昨年のように3往復体制とはいかなかったが、仙台からの送り込みを越河や南福島などの東北本線の名所で狙えること、何よりヨンパーゴのラストイヤーであることも あって、天気と休みの兼ね合いを見ながら2度ほど沿線に足を運んだ。
現地でお会いした同好の士の多くが語るのが、「まさか485系より583系の方が長く生きるとは…」という感嘆だった。ほぼ同時期に誕生した両形式だが、昼夜を問わず酷 使されてきた583系が先に引退するだろうというのが大方の予想だった。しかし、両車ともに車齢40年余りとなった今、昼夜フル稼働できる583系の方が波動輸送にマッチ しているという理由で活躍の場を保持したという結末を、一体誰が予想したであろうか。仙台の485系の引退は名残惜しいが、夏以降、秋田の青い女王が再び磐梯山麓に降 臨される奇跡に期待したい。
さて、今回のネタは、まだ583系が仙台にいた頃の「あいづライナー」代走運用。朝の2号は一ノ沢で、1号は更科の築堤アウトカーブで、4号は滝ノ原の磐梯バックで手 堅く撮った。次の3号はどうしよう。 午後遅い時間に西へ向けて走るこの列車は顔面ベタ光のアップ撮りも悪くない。定番川桁のストレートで人混みから少し離れて500o を構えてみる。いい、いいねぇ!狙いは定まった。16時20分、アップダウンに身をくねらせて、威風堂々月光型がファインダーに姿を現した。
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