Memorial GALLERY


 2015.11.12

2005.11.12 下総神崎−滑河 NikonF4s AFNikkor300oF4ED RVP100

今からちょうど10年前、我が千葉県内では房総特急の去就が注目を浴びていた。前年秋改正の「さざなみ」「わかしお」に続いて、いよいよ「しおさい」「あやめ」系統にも新 型への置き換えの波が押し寄せようとしていたのである。幸い、我が家からは車で1時間圏内だったこともあり、佐倉を中心としたエリアに折を見ては展開することになった。

同じ特急色の183系でも、こだわって見るとバリエーションがある。主力は0番台or1000番台の8連の編成だが、「しおさい5〜12号」と「あやめ」は0番台6連編成の限定運用 になっていた。ツルンとした顔立ちにマークの大きな非貫通も悪くないが、私の好みは渋さを感じる0番台の貫通顔である。ただ、8連編成はヘッドマークがLED化されてせっ かくのイケメンが台無しに。さらに元グレードアップ車が混ざっているため窓の高さが凸凹で、編成美の面でも今一つであった。とすれば、当然メインターゲットは原型に近い6 連編成に絞られていくことになった。

この日は佐原の祭りに合わせて「あやめ」の臨時便が設定された。時刻表を見ると、82号は午後遅くに東京に返るスジ。普段は朝の上りしか撮影できずバリ順光線で撮るのが難 しい「あやめ」マークが、バッチリ低い光線で頂けるのではないか!?空模様はやや怪しかったものの、近場ということもありフラッと下総神崎のストレートに出掛けてみた。 まだ鹿島貨物に興味を持っていなかった当時、大戸側の重田踏切の方が高圧線が入らずスッキリしていることなど露知らず、ギリギリのところで鉄塔をかわしてアングルを決め る。16時少し前、ベタベタの西日を浴びて定番の特急顔がファインダーに現れた。「あやめ」の絵マークが若干下にずれている気もするが、まぁ気のせいってことにしておきま しょうか(笑)。



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