Memorial GALLERY


 2015.10.13

2002.10.13 七久保−伊那本郷 NikonF4s AFNikkor50oF1.4 PKR

社会人1年目の体育の日は飯田線へ。ゴハチの122号機が3連のユーロライナーを牽いて伊那谷を縦断するという。3両というショート編成も可愛らしくて面白いが、秋の 高い空に聳えるアルプスを背にしたEF58の姿にも胸が高鳴った。まぁ、現実面では、もう一つのビッグネタ、岩泉のマヤ検に金曜深夜からの出撃では間に合わない…とい う現実的判断もあったのではあるが。

草木も眠る丑三つ時に、仲間数名を乗せて実家の車で中央道を下る。片道約600qの岩泉に比べれば、200qにも満たない飯田線など散歩のようなものである。夜が明ける頃 には田切のカーブに三脚を据えた。朝露に濡れながら田んぼの畔で待つこと1時間余り、お目当ての列車は、思ったよりサイドの薄い光線で現れた。う〜ん、イマイチ!不 発に終わった1発目を取り返すべく、次のアングルに向かった。

次は屏風のように連なる山々をバックに真横から狙える七久保−伊那本郷のサイド撃ち。 思い切って85oで攻めるか、余裕をもって標準で安パイをとるか一瞬悩むが、とに かく最低1カットはお持ち帰りしなければならないという危機感から標準をチョイス。すぐに踏切が鳴り、本日2発目のゲニニ&ユーロのコンビを頂戴した。が、仕上がり を見てビックリ。35判はご覧の通りだが、メインの67は信用ならぬ105oで撮ったがために謎の甘ピンでさようなら(泣)。だったら、編成後部を敢えて切る覚悟で165oで 勝負しておけばよかった!今回ポジ整理をしながら、当時の悔しい思い出を久しぶりに回想することになった。



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