Memorial GALLERY


 2015.09.16

2007.09.16 塚山−長鳥 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1)

今から8年前の敬老の日連休は、金沢の489系による「はくたか」のリバイバルがあった。JR東お得意の片や字マーク片や絵マークという当たり外れの大きい看板 を引っ提げているとはいえ、日中堂々9連のボンネットが上越〜信越特急の花道を走る。これは行くしかないだろう!チバラギ氏と合流し、信越山線を目指した。

初日は多くの人々が鯨波に集ったようだが、我々は編成重視で長鳥の踏切へ。だが、現役特急さながらにあまりに高速でカッ飛んで来るボンネットに気後れして、メ インの67は切り遅れ。しかもマークは残念ながらの文字看板。ええい、ならば追っ掛けるまで!すぐさま小地谷ICから関越に乗って岩原カーブを目指す。長岡で 方向転換するので、大カーブでかぶり付けばヒエログリフのような鷹のマークが極まるはず…が、無情にも岩原は来る曇る。初日は大した成果を上げられないまま過 ぎた。

翌日は何が何でも「はくたか」を仕留めねばならない。 朝からロケハンを繰り返し、定番ではあるが不動沢のS字を候補に挙げた。しかし、本番前に「北越4号」狙 いで塚山峠の俯瞰に初登頂してみると、これがイイ! 悩んだ末に、不動沢に行くチバラギ氏と分割運用し、私はここに残留することにした。せっかくのマークは目立 たないが、正直磔刑に処されたような鷹のイラストはお世辞にもカッコイイとは言い難い。ならば、かつて「白鳥」で撮れなかったここでのボンネットをお持ち帰りす るのもよいだろう。他に誰もいない中待つこと小1時間、日本海縦貫のクィーンの異名をとった名列車の幻影が、眼下の鉄橋に姿を現した。



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