Memorial GALLERY


 2015.05.09

1998.05.09 鹿瀬−津川 OLYMPUS OM-1 ZUIKO100oF2.8 RVP(+1)

つい数日前、桜前線が日本の東端根室に到達したとニュースが伝えていた。今年はいつになく北上が早く、北海道では最も早い開花を記録した所も多いと聞く。確かに、 例年でならまだまだ冬枯れ色のはずのGWの東北が、今年は芽吹き初めの新緑に彩られていた。こんなに季節の移ろいが早いのは、連休に盛岡キハに遠征した2002年以 来なのではないだろうか?

1998年、大学1回生の春はいつも通りのペースでやって来た。 連休中は山陰の新緑がX。終焉迫る浜田「出雲」にキハ181やキハ58・28、それに運転開始直後の「奥出 雲おろち号」を追い掛けた。みちのくに若葉の季節が訪れたのはその翌週のことである。折しもナシゴ旧客というゴールデンコンビが磐越西線を走るという超ビッグな ネタと重なった。これは出撃しないテはない!車も免許もなかった当時、急行「きたぐに」の客となって新潟を目指した。

「きたぐに」の新津着が8時10分。本番の先行キハに当たる快速「あがの」で沿線に繰り出す。撮影地は未定。行き当たりばったりの歩き鉄のため、撮れる所で撮るし かない。車窓ロケハンの結果いけそうと踏んだ鹿瀬で下車し、津川方向へ。いざ現地に立ってみると、サイド順光でバックは新緑の木立、遠景には奇岩麒麟岩も見える。 いいねぇ、いいねぇ!しかしこんなマイナーなポイントに誰か他の鉄が来ようはずもなく、一人で三脚を立てて待つ。間もなく、直線の向こうから3灯ライトのデー デーが現れた。



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