Memorial GALLERY
2015.04.27
2003.04.27 夏井−川前 PENTAX67U smcPENTAX165oF2.8 RVP(+1)
一時期頻繁に運転されていた磐越東線の旧型客車。アングルも多彩、追っ掛けも利く、それに年毎に先頭に立つカマが変わり、バリエーションの豊富さで我々を楽し ませてくれた。2002年秋のDE10重連に次ぐ今回は、高崎の御召機DD51 842が登場。 まだ旧客に「すずらん」ロケで使用した名残の赤帯が残っていたのと妙に目立 つマークが気になるものの、非電化路線でDD旧客というのは大変魅力的で、迷わず出撃した。
行きを定番三春−要田のオーバークロスで撮り、返しは前回と同様夏井−川前の鉄橋俯瞰にやって来た。民家に続く高台から夏井川にかかるレンガ橋脚のガーター橋 を見下ろすこのポイントは、同区間のトンネル上俯瞰を知らなかった頃は復路一番のビューポイント。山は未だ冬枯れ模様だったが、わずかな新緑を左側に配して165o でアングルを決める。周囲の仲間と談笑しながらのんびり待つうち、山間に警笛が響いた。
慣れない仕事にあたふたしながらも休みの度に実家の車を駆って出撃を繰り返していたこの頃から、はや干支も一回り。鉄路の名優たちの多くは姿を消したが、パシニ と旧客は今なお現役。つい先日たくさんの鉄ちゃんを動員した磐越西線のDEと青い12系のように、ブドウ色の渋いハコもDLとの組み合わせで再び我々を熱く沸か せてもらいたいものである。
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