Memorial GALLERY


     2015.02.10

2013.02.10 碧南市−東浦
 NikonF5 AF-INikkor300oF2.8ED RVP100

愛知県の東部、武豊線東浦から別れて臨港地域に伸びる衣浦臨海鉄道は、私の中ではかなり以前から気になる路線の一つであった。 もう原本も手元になく記憶 は定かではないが、 中学生の頃本屋で手にした●ヤ情誌に掲載されていた、衣浦湾を一跨ぎする長大トラス橋の写真に日本離れしたスケールを感じたのがきっ かけだったと思う。ただ、DE貨物など珍しくもなかった時代には特に注目する人もなく、従って情報も入ってこず、その上私自身も他に目移りする被写体が 多過ぎたために、いつしか中京の専用線への関心は薄れてしまっていた。

しかし、21世紀も10年目に入ると、さすがに国鉄型DLの牽く貨物列車は相当希少になってきた。デットー(正確には自社発注のKE65)重連、いいじゃない!一 部の人々の間では、地味ながら狙い目の路線として話題に上るようになった。そこへ突如、愛知のDDがハンドル訓練で入線、KEとダブルヘッダーになるらし い! との情報が飛び込んできた。次回入線は今度の日曜。折しも出撃を検討していた紀勢貨物はウヤという。今こそ行くしかない!LIBERTY氏と組んで、深夜の 東名を下った。

朝一は、お立ち台とされる明石公園の陸橋に行ってみた。 予報に反して低い雲の垂れ込める空に不安を感じるも、立ち位置には早くも置きゲバが並び始めている。 人事を尽くして天命を待つの言の通り、寒さにかまけて努力を怠るわけにはいかない。300oで並走する道路を交わせる場所にハスキーをセットした。幸い、日の 出とともに雲は去り、やがて眩しいご来光。8時50分過ぎ、フライアッシュ輸送の白いホキを引き連れて見慣れた色のDLが現れる。よし!先頭は原色のDD51 899号機。非電化を行く痺れる原色重連をF5とデジで迎え撃った。



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