Memorial GALLERY
2014.10.29
2000.10.29 大沢内−深郷田 MamiyaM645SUPER SEKOR80oF1.9N RVP(+1)
今から14年前、ミレニアムの年は、最北のローカル私鉄津軽鉄道70周年の年でもあった。これを記念して、同鉄道ではストーブ列車編成(当時はまだメロスは併結され ていなかった)に貨車をつなげた“復刻混合列車”と電装解除した元西武電車ナハフ1200を組み込んだ“復刻通学列車”、それに定期運用から撤退していたキハ22によ る臨時列車が運行された。午前中は寒気のせいか予報に反して低い雲が垂れ込め、思うように撮れず。ようやく日差しが出てきたのは、津軽中里で混合列車の入換えが 行われている頃だった。こうなると俄然ヤル気が湧いてくる。大沢内−深郷田のオーバークロスでキハ22を待ち受けた。
数年前、初めて常紋峠を訪れた帰りに立ち寄った金木駅でキハ22のタブレット交換シーンを撮影した。だが、肝心の車両は香取慎吾プロデュースの落書き列車でガッカ リしたのを覚えている。以後、津鉄オリジナルカラーのキハには巡り会えぬままだっただけに、今日は絶好のリベンジ日和。タイフォン一声、大きくカーブを切ってフ ァインダーにお目当ての列車が姿を現す。ちょっと派手過ぎるマークがアレではあるが、秋の午後の柔らかな日差しに、懐かしい津鉄カラーが鮮やかに照らされた。
この5年後、2005年には開業75周年のイベントが開催された。キハ22はすでに消えていたものの、定番のストーブ編成を使った夜汽車運行が好評を博したという。2010年 の80周年では客車編成+ナハフの通学列車やDL+トム・タムの貨物列車が走り、こちらも随分充実していたと聞く。次は来年の85周年か。どんな列車が復刻するか、 今から楽しみである。
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