Memorial GALLERY


    2013.06.03

2001.06.03 焼石−飛騨金山
 MamiyaM645SUPER SEKOR A200oF2.8 RVP(+1)

長雨のイメージに反して、梅雨入り前の6月は絶好の撮影オンシーズン。 梅雨前線の北側の乾いた高気圧は、実にクリアーなドバリ晴れをもたらしてくれる。 この日は初夏の高山本線にワカ座の団臨が入ることになっていた。事前に●ヤ情誌で調べた情報では、午後のいい時間に飛騨川沿いの区間を走るとのこと。予 報もバリ晴れ。これは美味しい区間で美味しい列車を狙えるチャンスがやって来た!

以前ここを訪れたのは7年前、高校に上がる直前の春休みのことだった。RM別冊『DD51と仲間たち』によると、飛騨古川までの貨物列車があるらしい。 た だ、時刻などを調べる術もなく、詳細な情報もないままにぶっつけ本番で現地入り。大垣夜行から乗り継いで朝からひたすら待ち続け、昼過ぎ、決してよいとは 言えない光線状態の下、DDにタキ1両のみの貨物列車をカメラに収めた。今日はそんなイマイチだった思い出をリライトするべく、S字を見下ろす国道のシェ ルター上にマミヤとF4sの2台をセットする。普Dやワイドビューを何本か撮った後、いよいよ本命の登場。瑞々しさを増す緑の中を、朱色と白の鮮やかな編 成が弧を描いてやって来た。

キハ82「ひだ」の頃から風光明媚な路線として数々の名作を生み出してきた高山本線も、90年代半ばにはすっかり主役を失い、たまの団臨入線以外は鉄的に注目 されない路線になっていた。 かく言う私もこれを最後に奥飛騨の地から疎遠になってはや干支が一回り。だが、そろそろ地味にローカル輸送を担ってきたキハ40 の去就が囁かれるようになってきた。運用はなかなかハマらないがイン●キ国鉄色もいる。近く、機会があれば再び飛騨川沿いの渓谷を訪れてみたい。



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