Memorial GALLERY


 2012.10.09

2005.10.09 筑前山家−筑前内野 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP(+1)

「10月はネタの月」いつの頃からか、我々の認識はそうなった。安定した天気に柔らかい光線、そこを走る普段見られぬ珍しい列車…そりゃあ追っ掛けるなとい う方が無理というものだ。この年は、体育の日連休にキハ66・67が冷水峠を越えるというネタがあった。 現在は長崎旧線や大村線で潮風を受けながら活躍する彼 らも、元はと言えば煤臭い筑豊地区の輸送水準向上のために誕生した。筑豊本線きっての名所冷水峠は、まさに彼らにとって最高の舞台である。

重い機材をザックに詰め込んで、新宿で友人の主宰する劇団の上演を鑑賞してから、博多行き最終新幹線の客になる。深夜に九州入りし、博多駅のコンコースで 一夜を明かして、翌朝レンタカーで行動開始。箱崎の鉄橋で「はやぶさ」を撮って筑豊本線に向かった。しかし、D50の石炭列車の時代、DD51+50系の時代に名 を馳せた天下の冷水峠も主役が消えて久しく、もはやたいした撮影地ではなくなっていた。定番立ち位置は木が伸びてるし、上り列車は光線が悪い。一方の返しは 背後にガードレールや高圧鉄塔。画面の整理が難しいが、とりあえず人が集まっている場所に足場を確保した。

ガードレールをなるべくフレームアウトさせてペンタ400で攻めるか、不安定な立ち位置を考慮して300で手堅く行くか…悩んだ末に、このときの私は堅実な道を選 んだ。結果はご覧の通り。ボカしたとはいえ、白いガードレールは予想以上に目立ってしまった。それに何より無粋なマークが興醒めである。この日はコイツが冷 水を数往復というオイシいネタだったにもかかわらず、あまりオイシいコマを残せないままイベントは終了。振り返れば、行き掛けの駄賃で撮ったブルトレが一番 の収穫だったのであった。



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