Memorial GALLERY


 2012.09.23

2003.09.23 翁島−更科(信) MamiyaM645SUPER SEKOR A150oF2.8 RVP100

かつて特急型電車の主力形式として全国を疾走した“陸の王者” 485系も、気付けば定期運用は上沼垂車の「いなほ」・「北越」のみとなってしまっ た。 振り返ると、国鉄末期には新幹線網の発達によって多くの名列車が姿を消し、JR発足直後からは新型車両がデビューして、彼らは徐々に活躍 の場を狭められてきた。私がカメラを手に東奔西走するようになった頃には、原色で残るのは北陸方面と北東北エリアだけとなっていた。

だが、10年ほど前、磐越西線で一時の奇跡が起きた。 銀に黒と赤の帯という無粋なカラーリングのビバあいづ塗装の車両に代わって、青森から仙台に 転属した特急色編成が「あいづ」に登板するようになったのである。マークはもちろん磐悌山と猪苗代湖をデザインした伝統の絵入りサイン! 同じ 頃、週末を中心に仙台−会津若松に運転されていた583系 「白虎」と並んで、会津の地はさながら国鉄時代にタイムスリップしたかのような様相を呈 していた。

時は流れ2012年秋、いよいよ来春改正での「いなほ」の置き換えが発表された。「北越」も北陸新幹線の延伸と引き換えに廃止となるだろう。いよいよ 最後の牙城上沼垂にもエピローグが近付いてきたようだ。四季折々の風景に似合うクリームと赤のツートンを、最後の日まで悔いなく撮っていきたいも のである。



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