Memorial GALLERY


 2012.03.10

2002.03.10 伊勢崎−駒形 MamiyaM645SUPER SEKOR A150oF2.8 RVP(+1)

就職して4年ぶりに関東に帰って来ると、東日本持ちのジョイフルトレインが妙に懐かしくなった。と言っても、既に“江戸”や“レインボー”、“やすらぎ”は 廃車されていて、車両的には“ゆとり”と“浪漫”くらいしかなかったが、関西と違って牽引機にバリエーションがあるのが良かった。何しろ西では電化区間はP Fかパイチと完全に相場が決まっており (今だったら注目を集めそうだが)、そんな当たり障りないカマが牽いたって誰も見向きもしていなかった。

この日は八高〜両毛経由で“浪漫”の運転があった。八高線内は当然デーデーが牽引。実家の車で出撃し、まずは越生−明覚の第2鹿下踏切でXを頂戴した。のん びり流して、続いてイセ−コマの定番へ。カマはロクヨンと伝えられていたが現地に来ると故障でピンチヒッターが立つらしいとのことだった。詳細は不明ながら 恐らく Pトップ ことEF65 501。トラブルの分若干時刻も遅れているという。ちょうど良かった、定時で来るとここはややサイドの光線が弱いと思われていたが、 これでベッタリ順光でいけそうである。というわけで、ありふれた写真ではあるが、順当に獲物を仕留めることができた。

だが、このカットを見て思い出すのは、鉄とは関係のない実家のニャンコのことである。私が中1の頃迷い込んできたタマ(当時推定11才 ♂)は、晩年を迎えていた とはいえまだまだ元気。この日も午前中近所の散策に出掛けたらしい。ところが、普段は小1時間で帰って来るのに、私が帰宅した夜になっても一向に姿が見えない。 近所を探し回ったがさっぱりダメ。結局青春をともに過ごした愛すべきタマは、この日を最後に私の目の前からいなくなってしまったのだった(泣)。



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