Memorial GALLERY


 2012.02.12

2006.02.12 須原−倉本 NikonF4s AFNikkor300oF4ED RVP100

土曜の夜、伊豆急の「河津桜号」の撮影から帰ってグッタリしていると、突如あきんどカントクから連絡が入った。 明日の中央西線の貨物は原 色重連、かつ“ゆとり”の入線もあるから青いロクヨンが3機も撮れる、これは行くしかないでしょ!とのお誘いである。うーん、明日は夕方か ら横浜で飲みの約束が…。だが、ダッシュで帰れば間に合うよ! というカントクに押し切られる形で、レッド・デビルこと赤いアウディ号の助 手席にお邪魔することになった。

例年以上に寒さが厳しく積雪も多かったこの冬、翌朝の大桑−須原も道床がうっすらと雪化粧していた。バックの小山も水蒸気が氷着したのか 枝が銀色に輝いている。さて、どう切り取ろうか。このポイント、確かにSカーブに鉄橋と線形は変化に富むのだが、何しろ背後の高圧鉄塔が 異様に目立つ。以前から写真を見る度にそれが気になっていたので、ここは思い切って35判300oで鉄塔をカットし編成圧縮の望遠詰め詰めアン グルで攻めることにした。

5883レは既報の通り原色重連でやって来た。 構図はかなりアグレッシヴだったが、15両のタキがケツを振って画面一杯にピタリと載る。カッコイ イ〜!この後は藪原−奈良井の俯瞰に追っ掛けてもう1発、そして須原−倉本で“ゆとり”を撮って昼頃にはミッション終了。カントクの見立て の通り16時前には帰京し、無事何事もなかったように横浜の宴に顔を出したのだった。しかし気の置けない仲間との酒の席とはいえ、非鉄な人々 の前では、さすがに「今日長野行っててさ…」なんて口にできなかったのは言うまでもない(汗)。



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