Memorial GALLERY


 2011.06.07

2000.06.07 紀伊長島−三野瀬 MamiyaM645 1000s SEKOR70oF2.8 RVP(+1)

この時期になると、学生時代、紀勢にDD重連を追い掛けたことを思い出す。今でこそスジが繰り下がり撮影しやすくなった伊勢柏崎のSカーブだが、 まだ貨物が3161レと呼ばれていた頃は通過が6時半過ぎと早く、山影が抜けて撮れるのは5月下旬から7月上旬までの2ヶ月弱。 さらに霧の名所とい う要素も加わって、実質撮影できるのは年に数日という西日本屈指の難関アングルなのであった。

この日は、車の免許を取って初めてのレンタカー出撃。さすがに前夜はドキドキして、鈴鹿峠のヘアピンカーブで曲がり切れずにガードレールに突っ 込む夢を何度も見た(汗)。まぁ、実際は案ずるより産むが易し。特に何事もなく未明にイセカシカーブに辿り着いた。が、大問題は天気である。バリ バリの晴れ予報だったのに、名物の朝霧に阻まれて線路すら見えない。これじゃあアングルもへったくれもあったもんではない。結局ブツのヘッドラ イトだけ確認して、バカ停を挟む紀伊長島以南へ追走。霧とは無縁の海岸線に出て、紀伊長島−三野瀬の廃ホテル俯瞰でようやく1カット押さえるこ とができた。

ところで、ブルトレを次々と廃止に追いやって、イゴナナも381系も廃車して、我々鉄には最も冷たい感のあったJR東海がな、何と最近リバイバルカ ラーに目覚めたらしい。まずは高山本線でキハ48が登場。 が、写真を見てビックリ!烏山線に次ぐインチキツートンカラーのお出ましである。あぁ〜 … 歓声は一瞬で溜め息に変わった。やっぱり空気読めねぇなぁ!噂では次は伊勢運輸区の40系がタラコになる!?とのことだが、それが本当であること を信じたい。かつてゴッパ・ニッパで撮れなかった波田須の海バックや荷坂峠の俯瞰でタラちゃんが極まったら…鉄の世界もまだ捨てたもんじゃない。



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