Memorial GALLERY


     2011.02.10

2004.02.10 手ノ子−羽前沼沢
 NikonF4s AFNikkor300oF4ED RVP100

この冬もラニーニャ・パワーが炸裂し、日本海側が大雪に見舞われている。NHKのニュースでは、毎朝のように只見線運休の報。豪雪地帯の鉄道 を取り巻く厳しい環境が伝わってくる。そんなとき、少し前までならラッセルやロータリーという赤き守護神が二条の鉄路を守っていたものだっ た。2004年の冬は、常紋帰りに米坂特雪の情報をキャッチ。八戸から乗って来た「はやて」を福島で降り、山形新幹線に乗り換えて米沢に向かった。

仲間3人でレンタの中で練炭マルヨ (練炭を焚いてあちらの世界を目指す方々のように、シートを倒さず直角姿勢で夜を明かすこと) を敢行し、 翌日は小国の国道沿い、いわゆるガソリンスタンドのポイントから追っ掛けを開始した。当時はまだプッシャーはシルフィード色のDE10だった が、何せ初めての特雪。豪快に雪を投げ飛ばす雄姿と重機のような独特のサウンドに夢中になった。最初は粉雪が舞っていた天候も、宇津峠を越 える辺りから急速に晴れてきて露出は全開!こちらのヤル気もさらに急上昇し、羽前沼沢の駅裏で極めた後は有名な手ノ子のカーブに先行した。

現地ではロスタイムはあまりなく、俯瞰まで上がるのはとても無理。300o1本を引っ提げて線路際の雪壁に三脚を突き立てる。水平を出している うちに、バリバリバリバリ…というロータリーの音が聞こえてきた。カーブを曲がってDD14が現れる。投雪角が低いのがやや残念だが、力強く白 い壁を剥ぎ取って行くシーンはやっぱり迫力満点!その姿には、輸送機関としての鉄道を守る使命がまざまざと感じられた。あれから7年、暖冬の年 も多かったけれど、頼れる守護神を廃車にした途端にこんなに雪が積もるとは、世の中とは何とも不条理なものである…。



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