Memorial GALLERY


 2010.08.11

2001.08.11 楚原−上笠田 MamiyaM645SUPER SEKOR110oF2.8N RVP(+1)

この夏の遠征は北東北。愛車スーパーカブを名古屋港から仙台行きの太平洋フェリーに載せて、魅惑の大地みちのくに乗り込む計画を立てた。というわけで初日の移動は 京都→名古屋。鉄道だと関ヶ原越えが控えるが、道路では国道1号の鈴鹿峠が関西と中部を隔てている。

鈴鹿峠は以前に何度か越えたが、あの延々続く勾配を50tの非力なエンジンで登るのはかなりキツイ。しかも天下の国道1号線、大型トラックが脇をビュンビュンと抜い て行き、心臓に悪いことこの上ない。別ルートでもないかいな?ツーリングマップルを開き、八日市から桑名までをショートカットする421号線に進路をとった。ところが これが大失敗。実はこの国道、世の“酷道”マニアの心をくすぐり煽り続ける石榑峠(いしぐれとうげ)が立ちはだかる難所中の難所だったのである!

途中から俄かに幅員が狭まり、周囲が怪しい木立に覆われるようになる。どこまでも続く急坂急カーブ。と、突然目の前に現れるのが“石榑ブロック”の名でそのテの人々 の間で恐れられているコンクリのブロック。2m間隔で設置されたこのコンクリ塊によって幅員が物理的に制限され、2t以上の車の通行が禁じられているのである。いや はや、岩泉線に行く前から既に押角級の秘境に迷い込んじまったよ(汗)。手に汗握るワインディングを楽しむ?こと約2時間、峠を一気に駆け下ると近鉄北勢線の撮影地、 楚原のオーバークロスに出た。



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