Memorial GALLERY


 2010.07.26

2002.07.26 小砂川−上浜 NikonF4s AFNikkor80-200oF2.8 PKR

入社1年目、最初の夏はハードだった。1学期末に風邪で喉を潰し、治る間もなく講習に突入して桑田佳祐的ハスキーボイス?で朝から晩まで授業・授業の4日間。 もうこの先一生だみ声ライフになるのではないかと思った(汗)。そんな仕事も4日毎に1日休み。声は出なくとも鉄はできる。さて、どこに行こうかな?予報は東北 地方を中心に晴れマーク。せっかく関東に復帰したのだから、狙うは北東北のブルトレだ!実家の車を借り出して、深夜の東北道を一路北上した。

東北のブルトレアングルで一度訪れてみたかったのが、コサカミ氏のハンドルネームの由来にもなった小砂川−上浜。水平線と松林をバックにブルトレがS字を描く、 日本海縦貫線を代表する名ポイントである。当時だと「日本海3号」が確実に押さえられ、日の長い時期ならエロ光線で「あけぼの」も仕留められる。7月下旬だと 「あけぼの」は微妙だが、できる勝負はしておこう。東北道〜山形道を駆け抜け、5時過ぎに定番の陸橋に着いた。

う〜ん、バリ晴れ!心配していた光線もすでに当たっている。よしよし。早速ペンタ165oでセッティング。これで勝利は確定か…と思われたが、何か画面下に黒いも のが写り込む。ん?よ〜く見てみると、それは自分と三脚の影だった(汗)。 おぉ、これがブロッケン現象というやつか(←違うと思います)! しゃがんでもダメ。じゃ あ300oで奥を抜くか?いや、それではせっかくの水平線が勿体ない。悩んでいるうちに通過時刻。結局「あけぼの」は35判200oのタテ顔面1発しか極まらなかった。 もうガッカリ。直後に影は抜け、続行の貨物はX。ところが、肝心の「日本海3号」は今日に限ってまさかのトワガマ…(涙)。徹夜で600qも走ったのに成果少ねぇな ぁ…。翌年再訪したときには海側にステンレス製の防風板が設置されていて撮影地ランクは急降下。日本海バックの「あけぼの」はこうして幻となったのだった。



Memorial GALLERYへ