Memorial GALLERY


   2010.06.29

2003.06.29 茅野−青柳
 PENTAX67U smcPENTAX300oF4ED RVP(+1)

2003年は東日本管内から165系が引退するということで、6月に頻繁にリバイバルが運転されていた。月末はデカ目の上沼垂車で中央〜大糸線の「懐かしの急行アルプス」。 天気は一応晴れ模様。これは行かねば!とはいえ貧乏暇なしの入社2年目、運転初日の土曜は休日出勤で出撃断念(泣)。その夜は実家に直行し、車を借りて下道で信州 を目指した。ETCを利用するのが当たり前の昨今からすると隔世の感があるが、このときは高速代をケチって小仏越えだけ中央道に乗り、後は相模湖東からひたすら20 号を流して行った。塩尻・松本の遠いこと遠いこと!安曇沓掛の定番アングルに着く頃にはもう疲労困憊。しかもこんなに頑張ったのに、やはり梅雨時、山頂は低く垂 れ込めた雲に覆い隠されていた。

結局大糸線内は薄日が差しただけで敗北。う〜ん、残念!列車は松本でバカ停の後、辰野回りで中央東線に入る。この停があれば充分追っ掛けができそうだ。早速国道を南 下する。しかし、とにかく眠い。仕事上がりの下道終夜運転は若いとはいえキツかった。ついに松本市内の渋滞で限界が訪れた。空き地を見つけて滑り込み、サイドを引く やそのまま爆睡 Zzz…。いつしか雲の薄くなった西の空から差し込む日差しに気が付けば、すっかり午後も遅くなっていた。

マズい、うっかり寝過ぎてしまった(汗)。当たりを付けていた信濃川島付近はどう逆立ちしても間に合わない。ポイントは東線内に絞られた。でもどこで撮る?長坂カーブ? それとも…?だが、茅野から青柳にかけての渋滞にハマるうち、選択の余地は無くなってきた。もう来ちまう!国道のサミットから斜光に輝く線路が見下ろせた。えぇい、 ここでどうだっ!ペンタ1丁を構えて間もなく、山間にMT54のモーター音が響いてきた。



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