Memorial GALLERY


     2010.03.12

1997.03.12 野辺地駅
 OLYMPUS OM-1 ZUIKO50oF1.4 RDPU(+1)

先日私の勤務校でも高校の卒業式が行われた。懐かしいなぁ、我が青春、我が高校時代!当時の母校はまだ男子校で甘酸っぱさとは無縁の苦くて汗臭い3年間だったが、 女子の目が無かった分、変に色気付かずに鉄をやってこれたのだとも思う。まぁ、今さら悔やんで強がったってもう遅いか(笑)。ただ、一つ今も昔も変わらないのが卒業 式の日程。ちょうど日にちがカブるんですな、国公立大の合格発表に(汗)。私の時も友人と数人合否が気になってソワソワしたまま式に出席、帰りも打ち上げどころでは なく、「家帰りたくねぇなぁ」「結果見たくねぇなぁ」などと溜息つきながら駅までの道のりを重い足取りで歩いたのを覚えている。

帰宅して、フタを開けると見事桜は散っていた(泣)。春からは華の19歳、華の浪人生。やってらんねぇ!取り敢えずは新たな1年に向けてリフレッシュ。鞄に機材を詰め 込んで、周遊券で東北を目指した。狙いは3月改正で落ちる「鳥海」に牽引機がパイチに代わるナナゴ「あけぼの」、それと春からの運行停止が発表されていた南部縦貫。 あまり綿密なプランは立てず、フェリーターミナルでマルヨしながら数日間青森近辺に滞在することにした。

朝は大釈迦付近でブルトレ、午後から南部縦貫というコースを数日続けて、いよいよ最後の夜。野辺地の駅でレールバスにお別れのバルブ。縦貫最終日は確かゴールデン ウィークだったが、とてもじゃないがその頃は無理。従って今日が私にとって見納めの日である。まだ人気の多くない跨線橋から標準で構えた。水銀灯に照らし出された 雪面に、車内から白熱灯の光がポツンと漏れる。青とオレンジの光の協奏曲。メルヘンチックな夜の情景をOM−1で切り取った。



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