Memorial GALLERY


 2010.02.27

1997.02.27 川湯温泉−緑 OLYMPUS OM-1 ZUIKO50oF1.4 RVP(+1)

2月25日は国公立大学の二次試験の日。今年も我が教え子たちが各地の戦場に向かっていった。かくいう私も13年前は受験生。筆記用具に参考書やノート、着替え、それにカメラ と三脚を忍ばせて!? 北の大地に飛んだ。泣いても笑ってもこれが最終試験、どうせ飛ぶなら帰りに釧網貨物を撮ってこよう!鉄魂ってヤツは怖いもの知らずである(笑)。

無事かどうかはさて置いて、試験を終え、その晩は先輩宅で宴会。翌日札幌をブラブラしてから夜行「オホーツク」の客になった。網走経由で釧網入りし、1発目は有名な川湯温 泉の硫黄山バックへ。さすがは冬型で晴れる道東、今日も全開のバリ晴れである。レンズは中望遠が良かったが、100oではカツく、標準で勝負した。18歳の頃にしてはアングルは いい。しかし若造は経験値が足りない。雪晴れで50oの接近戦に臨む露出が 1/500sec f5.6半 。雪煙を巻き上げながらやって来たDE10重連はシビれるほどカッコよかったが、 当然結果はオーバー気味で、カマの先頭がブレていた。まぁいいか!

貨物通過後、背後から全身雪まみれの人物が三脚を担いで現れた。曰く関西の某大学の学生で、●情誌の“四季鉄”で見た硫黄山バックの俯瞰に挑んで辿り着けなかったのだとい う。しばし談笑してから続行の快速「しれとこ」を一緒に撮った。それから1年後のことである。一浪の末、関西の某大学に流れ着いた私の目の前に、見覚えのある人物が現れた。 通称テント氏。久大沿線でテントを張りながら1人合宿を敢行したというその猛者こそが、川湯温泉で遭遇した人物だったのであった。日本は狭いなぁ(笑)。



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