Memorial GALLERY
2009.09.12
1999.09.12 福知山駅 OLYMPUS OM-1 ZUIKO100oF2.8 KR
大学生の9月といえば、夏休みも終盤。そろそろ後期に向けて課題を仕上げる時期である。10年前の私も、何とか社会学の文献を読んでレ ポート10枚以上!という課題に着手すべく巣篭もりの準備をしていた。数日分の物資をまとめて買い物し、備蓄食料として鍋一杯にカレー を作る。今回はちょっと奮発して牛肉を入れた。貧乏学生のささやかな贅沢。 さぁ、準備完了!一気にやるかぁ…と思った矢先にコサカミ 氏から連絡が入った。今日の「だいせん」にマヤが付く、と。
なにっっ!秋改正でのキハ置換えを目前に控えていた「だいせん」は、機会があれば福知山でバルブを狙おうと考えていた被写体。座席・ 寝台併結の夜行急行、しかもDD牽引というオイシイ編成にさらにマヤのおまけ付きとは!う〜ん…行くか、行ってまえ!コサカミ氏とは 福知山で合流とし、すぐに愛車スーパーカブに飛び乗った。福知山駅は案の定深夜というのにそれなりのパニック。それでも25分停のお陰 で、どうにか立ち位置を得てXを押さえることができた。
ところが、1枚極めると欲が出るもの。周りの鉄ちゃんの話では、鈍足ダイヤの「だいせん」は車で追っ掛ければ翌朝もう1発走りを狙う ことができるという。こうなったら、毒を食らわば皿までというやつである。えぇい、行ってまえ! コサカミ氏の初代ミラ号で深夜の9号 線を出雲市まで爆走。やや靄っ晴れではあったが、朝には西出雲の鉄橋でマヤ「だいせん」の走りも頂戴したのであった。が、翌日帰宅し てビックリ。残暑厳しいこの時期に鍋に放置したカレーには、見事なまでの白い華…。まだ味見しかしていなかった“ちょっと贅沢カレー” は、カビの侵食により生ゴミと化してしまったのだった(泣)。
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