Memorial GALLERY


 2009.08.20

2002.08.20 厚狭−小野田 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP(+1)

今から7年前、社会人最初の夏休みは、西方の「なは」と475系GK−5をターゲットに南九州を目指した。全般的に天気に恵まれてXを量 産、バケペンをお供に連れた初めての長期ツアーで撮りたいアングルをだいたい極めることができた。お腹一杯になって九州を後にしたの が8月19日。日中は曇っていたが、夕方から青空が広がってきたのでついでに小野田支線のクモハ42に立ち寄った。色付き始めた田んぼに ぶどう色の古豪が釣り掛け音を響かせる。そんな長閑な光景を67のフォーマットでバッチリ押さえ、これで今夏のミッションは終了。後 は「ムーンライト九州」で一夜を明かし、翌朝京都から新幹線で帰京するのみ…のはずであった。

だが、夕方からの晴れでつい色気が出てしまった。どうせなら明朝まで粘ってアサ−オノで「富士」を撮ろう!新幹線にはこの辺から乗れ ばいい話。よーし、マルヨだマルヨ!突発で予定を変更し、駅前ベンチ素マルヨで滞在を1日延期することにした。ところが、やはり色気 の出し過ぎは禁物だった。早朝からタクシーを呼んで撮影地に乗り込んだものの、「富士」は通過時にゲリラ雲が現れて撃沈(泣)。一体何 のために残留したのやら。悔しいのでせめてもの抵抗、所詮PF+14系リゾートだが「ムーンライト山陽」を一発撮って撤収した。

今振り返るとこれは撮影しておいて正解だった。数少ない運転日で、しかも晴れ。カマはただのPFとはいえ白Hである。「ムーンライト」 シリーズが軒並み姿を消していく中で、この“ついでの一撃”が意外に貴重な記録となった。



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