Memorial GALLERY


 2009.08.07

2005.08.07 笹間渡−抜里 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP(+1)

当業界、例年最も多忙を極めるのが今の時期のいわゆる夏期講習である。3年前、ただでさえ休みが無いのに教員免許取得のためのスクー リング学習が重なって、当時の私はタイガースもビックリの“死のロード”を彷徨っていた。この日は18日ぶりの完全休暇。こりゃあ気分 転換に出撃しないとやってられねぇ!晴れ後曇りという微妙な予報を見て、ブルトレ定番のカケ−キクをメイン、オプションで大井川鐵道 に回るというプランを立てて深夜の東名を下った。

ブルトレを無難に押さえ、牧の原台地を越えて大井川へ。取り立てて撮影地のアテがあるわけでもないのでノンビリと併走する国道を流す。 夏の川根路は中3の夏休みに18きっぷで日帰り撮影に来て以来。あのときSLを撮った笹間渡付近はどうなっているだろう。果たして…! 12年という月日は、周囲の様子を大きく変貌させていた。昔は鄙びた茶畑が続くばかりだった駅周辺に、真新しい温泉施設が出来上がって いてビックリ!撮影後に一風呂浴びることにして、国道の峠から鉄橋俯瞰で普電を狙うことにした。

江戸の昔には東海道の防衛のため橋一つ架けられず「越すに越されぬ…」と称されてきた難所大井川。その面影を留める広い河原を、今は 線路が長い鉄橋で一跨ぎ。雄大な景色の中に、かつての京阪のエース“テレビカー”がポツンと2両で現れた。大井川鐵道は多くの私鉄の名車 を保有していることでも知られる。SLもいいが、私鉄電車巡礼にこの地を訪れるのも悪くない。



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