Memorial GALLERY


 2009.05.14

2003.05.14 羽前沼沢−伊佐領 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP(+1)

去年の今頃、ラストシーズンに突入した米坂のキハを季節の移ろいとともに記録しようと置賜通いを始めた。非電化ローカルの巨匠たちに はずいぶん遅れをとったスタートで、焦るような気持ちで手ノ子や明沢にアタックを繰り返したものだった。ところが、手元のポジファイ ルを紐解いてみると、6年前、まだ白キハばかりだったのに沿線風景に惹かれて幾度か米坂を訪れていた。そういえば、そんなこともあっ たなぁ。

まだ自分の車を持っていなかったので、実家のシ●ック号を借りて出撃。近所の買い物運用が専らのマシーンにETCなるものは当然付い ておらず、節約のため気合いの下道経由で米沢に入った。俯瞰アングルは未知の世界。とりあえずドライブスルーで手軽に山深い雰囲気が 出せる所はないかと沿線を流し、弁当沢のオーバークロスで列車を待った。間もなく、萌える若葉に包まれた谷間に新潟色の47・52がゆっ くりと登場。皐月の薫風にタイフォンを響かせて、普段着のローカル列車はファインダーを過ぎて行った。

この年の秋のことである。新津の58・28が国鉄色に復活!のサプライズ。熱心なバリ鉄諸兄はこぞって米坂を目指した。だが、運用把握や 見たまま情報の収集に疎いズボラな私は、翌年登場した大糸の52の方にぞっこん。だって、行けば必ず撮れるんだもの…。そんな横着が祟 って、昨年は駆け込み需要の米坂ツアーに追いまくられたのであった。先手必勝撮りたいものは早めに着手、これ撮り鉄の基本であると 今さらながらに再認識した(苦笑)。



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