Memorial GALLERY


 2009.02.19

2006.02.19 城川原駅 NikonF4s AFNikkor300oF4ED RVP100

06年シーズンは近年稀に見る豪雪の冬であった。当時良く通っていた大糸線非電化区間は、あまりの積雪に何と定期のキハが全てウヤ。雪 崩を警戒して毎日のように日中からラッセルが1往復していた。こ の前日はDD16の日中ラッセルをバリ晴れで極めてご満悦。そのまま帰るのも惜しくなり、ちょっと足を伸ばして終焉間近の富山港線にや って来ていた。

交換設備のある城川原でバルブのセッティングをしていると、そこに現れたのが北陸鉄ちゃんの雄、眼氏御一行だった。久々の再会に和気 藹々と一緒に撮影した後、眼氏の御実家で遅い新年会をやろうという話が持ち上がり、皆で市内の眼氏邸へ。その夜は遅くまで一同の激X写 真が御開帳され、有意義なひと時を過ごすことができた。眼様、お母上、今さらですがありがとうございました。

翌朝は眼氏のご案内で富山港線巡り。沿線の隅々まで知り尽くした専門家のガイドで効率よくメジャーポイントを押さえ、10時過ぎ、本日 のメイン、原色475同士の交換を撮りに城川原駅に三脚を据えた。まずは踏切の音ともに左側のホームに岩瀬浜行きが到着。地元の人や乗 り鉄集団が群がる中、続いて右側のホームに富山行きがゆっくりと入線してきた。原色と原色、デカ目とデカ目…かつては全国の交直流区 間で普通に見られたであろうこの光景。でも、私が旅に出た頃にはすでにJR塗装が各地で登場し、当たり前の光景を見ることは叶わなか った。今こうして交直流色の並びを撮れる奇跡に、夢中でファインダーを覗きながら、私は心から感謝した。



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