Memorial GALLERY


   2009.01.22

2006.01.22 陸別駅
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この年はセンター試験の休みを使って北海道に飛んだ。狙いはもちろん宗谷ラッセル。年末年始に多忙で動けなかった分、ここでXカット を量産するつもりであった。だが、そうは問屋が卸さない。大寒を迎えた道北の気象は半端ない厳しさで、滞在中沿線はひたすらブリザー ド!国道を走ってもセンターラインすらよく見えず、利尻がどうの俯瞰がどうのなどといえる状態ではなかった。走りの写真は諦め、夜な 夜な音威子府で駅マルヨして深夜の下り雪レをバルブ撮影。国鉄時代の面影を残す構内に、オレンジの灯りに照らされた雪まみれのDE15 …雰囲気は良かったが、毎夜これでは飽きてきた。最終日は思い切って終夜運転で道東に転戦し、常紋臨貨に寄ってから廃止間際のちほく 高原鉄道を訪れた。

●M誌のガイドを参考に俯瞰を数ヶ所回った後、午後からは以前目をつけておいた陸別駅の裏手の丘に登ってみた。雪帽子を被った街並み の中にヨーロッパ風駅舎の陸別駅が見下ろせるはず。そう当たりを付けて現地に行くと、予想以上の光景が私を待ち受けていた。何と背後 の丘陵地帯のさらに後に、噴煙を上げる雌阿寒岳と阿寒富士のピークが顔を出しているではないか!何というスケールだろう。レンズを変 え構図を変えながらここだけでフィルム1本撮り切ってしまった。
これで撮影を切り上げ旭川空港へ。宗谷では全敗寸前だっただけに、この日の成果にはホッとした。札幌クラシック片手に独り祝杯でも挙 げるかぁ!出発ロビーで早くもいい気持ちになり、いざ搭乗。しかし!機内で手渡された新聞を開けて気がついた。あ゛センターの問題が …。仕事がら、これは早速解かねばならぬ。毎年欠かさずやってはいるが、飛行機の中で、しかもこんなに酔っ払って取り組んだのは初め てである。よくできたもんだ(笑)。



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