Memorial GALLERY
2008.11.29
1999.11.29 加太−中在家(信) MamiyaM645 1000S SEKOR150oF3.5N RVP(+1)
前回に引き続き検測車ネタで攻めようと思う。今回の御題はキヤ検。485チックな顔に事業用車カラー、そして何気にキハ!というのがツボ な渋いヤツである。近畿地方でも紅葉が見頃を迎えた11月の下旬、団臨以外は撮るものもない加太峠をキヤが越えると聞いて学校を自主休 講し、京都から新快速の客になった。
草津から草津線経由で柘植に出て、キハで1駅上ればもう加太。駅までだったら近いものである。ただ、駅からアングルまでがエラく遠い。 この日は沿線で同業者を全く見ることなく、ただ独り無言のままてくてくと歩き続けた。年2回のユーロ入線の時には溢れんばかりにパニ るインカーブ側の小山も、今日は先客ゼロ。いつものポジションに寂しく脚を据え、先行の急行「かすが」と併せてヨンパーゴ・フェイスの 気動車をありがたく頂戴した。
あれから9年の月日が経ったが、キヤ検はこの時以降数える程しか見ていない。最後に現物を目にしたのは4年前の初夏、四国に検測を追 った時である。町田で仕事を終えてから新横浜に直行して最終幹線で新大阪へ。駅前でコサカミ氏に拾って頂いて高知へと爆走して行った。 が、こうしてアクロバティックな大移動をしても、天ハ我ニ味方セズ…。予報に反するどん曇りでXゴマ皆無の悪夢のツアーになってしま ったのだった。今、キヤの渋い顔を見る度に思わず脳裏に浮かんでくるのは、屈辱にまみれつつ皆ですすった讃岐うどんの汁の香りだけで ある(苦笑)。
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