Memorial GALLERY


 2008.03.04

1999.03.04 厨川−滝沢 OLYMPUS OM-1 ZUIKO180oF2.8 KR

大学に入って最初の冬、卒業を間近に控えたさささ先輩・夏に久大で知り合ったロン隊長と3人で、念願のDDの聖地常紋を訪れた。天候に 恵まれたこともあって1週間ほどの旅程でメジャーポイントをそこそこ制覇。帰路は3人別行動で、一足先に京都に戻るさささ先輩とロン 隊長を見送り、私は18きっぷで北東北にしばし残留することにした。狙いは津軽鉄道のストーブ列車や「はつかり」、ナナゴ貨物などであ る。青森のフェリーターミナルを定宿に数日間をこの界隈で過ごした。

この日は午後から厨川のオーバークロスへ。485-1500番台の「はつかり」が来た。未更新白HのED75重連貨物が来た。今思うと、普電の 701系以外、来る列車は全てX被写体であった。タテ位置にしたりヨコ位置にしたりしながら半日シャッターを切り続けた。特に夕方の「は つかり」は光線もエロくてバッチリ。これで満足した私は、翌日1日かけて鈍行乗り継ぎで千葉の実家に引き上げることにした。

だが、事件は帰りの電車の中で起こった!実は初めての冬期常紋ツアーだったこのときは、勝手がわからず京都出発時からずっと長靴を履 きっぱなし。2週間近くも終日装着し雪の中を歩き続けた長靴は、すでに底敷が破れ、中は蒸れ返っていた。これはヤバイ!盛岡からの普 電の中で、私は2連の701系の後部車掌室付近に潜み、目立たぬよう密かに足を乾かしていた。しかし!! 六原か金ヶ崎辺りから1両目に乗 ってきた女子高生がざわめく。「何か変な臭いしなぁい?」「アシの匂いっぽくね?」…何だとぉ〜(汗)!? 異臭の主は、心の中で謝りなが らも、ただ知らん顔しながら黙っているしかなかった。以来長靴の取扱いには厳重な注意を払うようにしている。



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