Memorial GALLERY
2007.11.29
2000.11.29 新疋田駅 MamiyaM645SUPER SEKOR A150㎜F2.8 RVP(+1)
基本的に非電化風景写真派の私は、京都に移住してから２年半、至近距離にもかかわらず北陸特急のメッカ新疋田を訪れたことがなかった。 二十歳を過ぎて“とっきゅうでんしゃ”でもねぇだろうとか、カッ飛ぶ被写体は中判では無理とかあれこれ理由を付けていたが、７年前の 今頃、ぼちぼち「しらさぎ」がヤバイらしいと聞き、大学の先輩Ｆ31氏に連れられて初めて定番の大カーブを訪れた。
鉄というヤツはミーハーなもので、いざ行ってファインダーを通して見たら何でもカッコよく見えてしまう。“とっきゅうでんしゃ”と軽 く見ていた485が、何ともいい味出しているではないか。間もなくＦ31氏と組んだ北陸詣でが回を重ねるようになった。新疋田の常連である 氏について行けば、どこの立ち位置から何ミリで撮れば、編成の後はココまで！という作例つきのレクチャーが漏れなく受けられる。お陰 で僅か半年ほどの間にずいぶんとⅤなカットを撮らせていただいた。
この日は定番にも飽きたので単独で新疋田駅を見下ろす山にアタック！頂上からは、長編成の特急群や貨物列車、僅か３連の普通電車など 北近江路の名優たちが行き交う様を、模型でも見るように眺めることができた。あれからかなりの時間が経つ。敦賀直流電化や新快速の乗 り入れで新疋田界隈も大変貌を遂げたに違いない。今この山のてっぺんからは、どんな鉄道情景を目にすることができるだろうか。
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