Memorial GALLERY


 2007.09.03

1999.09.03 西富山−速星 MamiyaM645 1000s SEKOR210oF4N RVP(+1)

今日付けの朝日新聞「青鉛筆」に、おわら風の盆の記事があった。といっても行事自体を扱ったものではなく、そこに集まる鉄についての コラムである。以下引用。
>大勢の観光客でにぎわう富山市八尾町の「おわら風の盆」。3日までの期間中、全国から鉄道ファンも集まる。お目当ては観光客を運ぶ ために増発しているJR高山線の車両だ。
>JR西日本によると、臨時列車は1日約60本を運行。ふだん使っている車両のほかに京都などから借りるため、定期的に使われていない 車両が走ることも。
>田園地帯を走る珍しい車両を撮影したり、エンジン音を録音したり。京都市から来た会社員男性(48)は4年前からの常連。でも「おわら は一度も見たことはありません」。

私も8年前、この“おわら臨”を撮りに行った。確かに収穫間近の田んぼの中を、神通川の大鉄橋を、普段は目にできない国鉄キハの長? 編成が何往復もする様は圧巻だった。ただ、最大の難関は天気。この行事自体が台風の厄災から収穫を守るために始まったというのだから、 鉄的バリ晴れに恵まれるのが如何に難しいかは想像がつくだろう。この日も午前中は曇天。日が差してきたのは午後になってからだった。 立山連峰は見えず、無難に西富山−速星のオーバークロスへ。春秋の修学旅行臨くらいでしか目にできない京都の58・28を、レンズを換え、 フィルムを換えながら堪能した。

ところで、前回に引き続き99年の、しかもキハ58のネタになってしまった。手元のデータによると、当時の私はこの晩の「きたぐに」で取 って返し、2日後には福知山で「だいせん」をバルブした後、餘部でやっぱりキハ58を撮っている。それだけ暇だった、いや、熱心に鉄し ていたのだろう。嗚呼、我が青春のキハ58…。



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