Memorial GALLERY


 2007.08.29

1999.08.29 知和−美作河井 MamiyaM645 1000s SEKOR70oF2.8 RVP(+1)

8年前の今日は、ヒロ座こと旅路が日中土讃線を下って高知まで行くというスペシャルなネタがあった。その前夜、知り合いの鉄ちゃんか ら突然のTEL。曰く明日はどうするのかと。迷っている旨を告げると、福知山から「だいせん」に乗れ、集合は明朝5時鳥取である、と 問答無用の指示が来た。とはいえもう夜10時。「だいせん」接続の普電は最寄の二条駅を出てしまっている。無理ではないかと思いきや、 007でも断ろうかという地獄のミッションが間髪入れず飛んで来た。
“大丈夫、キミの家にも「だいせん」はある!50tの「だいせん」が!!”
集合は5時に福部駅前。8月とはいえ夜霧に包まれひんやりとした国道9号を、我がスーパーカブ号はリアル「だいせん」と並行ダイヤで 駆け抜けたのであった。

当日は、因美線の朝の運用に鳥取のキハ58・28が代走で入った。これを撮ってから四国入りするために朝5時合流という計画になったらしい。 県道沿いの急な法面を直登すると、無骨な岩山を背に、田んぼの中に緩いS字を描く線路が見下ろせた。空ははや秋の表情。キハ58のディー ゼルサウンドと乾いた涼風が疲れた体に心地よかった。

後日譚。ヒロ座は穴内俯瞰と御免陸橋でXだった。だが、翌朝福部で突放してもらうと何かがおかしい。何と!我がスーパーカブ号、後 輪がパンクしてペッタンコではないか!? 仕方なく村で1軒のバイク屋が開くのを待って応急処置をしてもらい、どうせなら撮れるとこ撮っ たれ!と餘部鉄橋に寄り道して、のんびり京都まで走って帰ったのであった。



Memorial GALLERYへ