Memorial GALLERY
2007.08.16
2001.08.16 奥中山−小繋 MamiyaM645SUPER SEKOR A150oF2.8 RVP(+1)
21世紀最初の夏は北東北を目指した。狙いは485系の臨「はつかり」、ED75重連貨物、それに未踏の秘境路線山田・岩泉の国鉄型気動車たち。 まだ盛岡地区に国鉄色が復活する前だったが、関西から遠く離れたみちのくの地には何か未知の世界が広がっているような気がして、期待 に胸膨らませながら京都を後にした。
当時、私は大学4年生。当然クルマという立派な移動手段は持っておらず、相棒となったのは50tのホンダ スーパーカブ号であった。名古 屋から仙台までフェリーで渡って盛岡入り。この日は東北本線の定番、十三本木峠のR4クロスで三脚を据えた。485系「はつかり112号」 は狙い通りバリ晴れX。その後、ナナゴ貨物を当てもなく待ってみた。だが、15時を過ぎると恐ろしい速さで影が伸びるようになる。あれ よあれよと言う間に背後は暗く沈んだ。そろそろ切り位置もヤバイか!? そう思われた直後、真紅のカマが満載のコンテナを従えて登場した。
この頃は、数を減らしたとはいえまだまだ見られた未更新のED75も、今やすっかり稀少品。金太郎に主役の座を譲った陸奥の赤ベコは、い つまで我々の目を楽しませてくれるだろうか。
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