Memorial GALLERY


    2007.06.05

2004.06.05 会津桧原−会津西方
PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP(+1)

6月・7月は毎年のように梅雨に祟られ、我々鉄にとっては憂鬱な週末が続く。2004年は、念願の車を導入したこともありせめて入梅前ま では頑張ろうと気合を入れていた。この前日は早川で「出雲」「あさかぜ」狙いのブルトレ朝練。眠い目をこすりながら仕事をこなし、深 夜出発で只見線に来た。狙いはSL。大型のHMは付いているし、気温が高くて煙は出ないしで、果たして睡眠運転の危険を冒してまで出 撃するほどだったかなぁと今振り返ると不思議だが、当時の私はそれだけ運転すること自体が楽しくて仕方がなかったのだろう。

行きは風景重視で第8鉄橋の俯瞰に登った。煙はたまに波平さんの髪の毛程度にひょろっと出るくらいでスカスカ。光線もトップガチガチ でとてもではないがXには程遠かった。返しはこの第一鉄橋の裏からの見上げアングルへ。とにかくすごい人出で、斜面に張り付くように してハスキー4段全開でセッティング。しばらくは薄雲で光がデフューズされていたが、汽笛が聞こえる頃には徐々に陰影が濃くなってき た。「よしよし、いい感じ、早く来い、早くぅ〜」いつの間にか熱くなっている自分に呆れつつ、ボイラーギラリの瞬間でシャッターを切 った。

定期列車から国鉄形車両が次々と引退してゆく。いい加減撮るものなくなったら次はSLかなぁ…。最近、そんな想像をしては時々不安に 駆られ、夜も寝られない日々を送っている(ウソ)。



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